おおきなきゅうり

2023.6.30   記入者:大岩(サービス管理責任者)

 

夏の暑さをしのぐための暮らしの知恵として「暑気払い」があります。からだのなかに溜まった熱気を払い、いつのまにか弱ってしまった「氣」をもとの状態(=元氣)に戻してくれる暮らしの知恵を「暑気払い」と呼びますが、たとえば火照ったからだを冷やしてくれる麦茶をこくりと飲むこと、川遊びや海水浴でからだの熱を冷ますことなど、さまざまなことがこれに当てはまります。涼を感じられるよう、目黒恵風寮ではことしも風のガーデンにご利用者のみなさんが日中活動で創作した「風鈴」を飾ったのですが、これも暑気払いのひとつです。

 

ご利用者が創作活動でつくった風鈴が風にゆれて心地よく鳴ります

 

▼風のガーデンにご利用者がつくった風鈴をはじめて飾ったときの去年の記事はこちら

 

そんな風のガーデンにあるベンチブランコでは、ご利用者がときどきゆらゆらのんびりと揺られて楽しむひとときがあります。

 

ベンチブランコに乗り笑顔になるご利用者Kさん

 

 

ベンチブランコからのぞく畑では、地域交流の一環として地域のボランティアのみなさまが整備し植えてくださった作物がすくすくと育ち、きゅうりやナスが大きくなっていました。そのため園芸活動がお好きなご利用者に「畑におおきなきゅうりができてるから、いっしょに採りに行きません?」とお誘いし、小さな収穫を楽しみました。

 

 

 

「獲れたよ~!」とご利用者Mさん

 

「なにこれ~おっきいよ~」とご利用者Tさん

 

 

この日は大きめのきゅうり一本だけの収穫となりましたが、その収穫したきゅうりは共同調理部の栄養士Mさんにお渡しし、「つぎの献立に使わせていただきますね~!」と言ってもらいました。「ちょっと野菜採りにいきませんか?」というお誘いから、夏の余暇のひとときを夏野菜の収穫で楽しみ過ごすのでした。

 

▼風のガーデンの畑で育てた野菜の収穫についての記事はこちら

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