2021.11.23 記入者:大岩(サービス管理責任者)
けさは昨晩までの雨がうそのように、空気がすっきりと清々しい朝を迎えました。
8月にあらたに入職された支援員のKさんがさっそく「散歩に行きましょうか~」とご利用者Yさんといっしょに法人構内のさんぽに出かけていきました。そのあとも順番でさんぽに行くのを見送りちゃっかり撮らせていただきました。
さんぽに出かけていく他のご利用者をよそに、ご利用者Uさんが珍しく事務所のまえに置いてある卓上カレンダーをペラペラとめくりながら見ていたので声をかけると、いつものごあいさつがはじまりました。
ご利用者Uさんのあいさつは、こちらの腕をじぶんの逞しく生えた髭に押し当ててジョリジョリとすることです。ちなみにUさんは機織り名人でもあり、日中活動の染色和紙班ではだれに教わらずともおひとりで機織りを楽しまれてきれいな織物をつくる方でもあります。
目黒恵風寮に入職して間もなく初めてUさんにジョリジョリされたときはおもわず「え、え…!」とされるがまま戸惑い焦ってしまいましたがいまでは慣れたものです。言葉はなくても、ジョリジョリ。きょうも元気にジョリジョリ。
(ずっとされるとさすがに痛いのでギブアップを伝えます)
Uさんはわたしたちのように言葉をつかうことはありませんが、表情や身ぶり手ぶり、それからジョリジョリといったしぐさなど、そんなあいさつがあることを教えてくれます。ご本人はあいさつのつもりでやっているのかは実際にはわかりませんが、ときどきこうして笑顔でジョリジョリされるのもおもしろいなぁとおもうのでした。
ちなみにほかの職員さんたちによるとUさんはジョリジョリを誰にでもやっているわけではないそうです。光栄にもジョリジョリをするに値すると選ばれたのか、それともまだまだ修行が足りないからなのか・・・真相はわかりませんが、きょうもUさんはニヤッと笑顔でした。