ヴィオロンのためいき

2023.11.28 記入者:大岩(サービス管理責任者) 

  

 

 

ご利用者Mさんが落葉高木の小さな赤い実に手をのばすと、どこからともなくやってきた北風が木々のあいだを縫いながらとおり、木の葉をふるわせ枯れ葉を落として去っていきます。

 

はやいもので季節の変化をあらわす七十二候では「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」になりました。(「朔」という字には「北」という意味があり、朔風は木枯らしのことをあらわします)

 

 

 

 

 

 

 

 

名前は「いぬ」だったり「ねこ」だったりMさんのその日の気分によって変わるという噂の、Mさんが動物園で買ったというレッサーパンダのぬいぐるみといっしょに手をつなぎ法人構内のぶらり散歩を終えると、ご利用者Kさんと支援員Tさんから「大岩さーん!これ作ったよ、見て!」と声をかけられました。

 

ん、なんだろうと顔を向けると、日中活動でつくったという作品をKさんが「これこれ」と見せてくれました。

 

 

 

「はい、チーズ!

 

クリスマスがすこしずつ近づき、ご利用者のみなさんとスタッフは工夫を凝らしながら、ものづくりに精を出しているようです。