うふふの鯉のぼり

2023.4.11 記入者:大岩(サービス管理責任者)

 

ご利用者Mさん(風のガーデンにて)

 

目黒恵風寮は1954年に救護施設として発足し、来年1月で70年を迎えます。

 

現在は生活介護・施設入所支援ともに定員90名のご利用者のうち女性が6割・男性が4割を占め、いまでは女性の平均年齢は60才・男性の平均年齢は57才となっており、男女ともに20代から80代までの幅広い年齢層の方々が暮らしています。又、そのひとに必要となる支援の度合いをあらわす「障害支援区分*」においては、全体の38%を区分5、33%が区分6の方々が占めています。(*障害支援区分は区分1~6までの段階あり、最も低い支援度は区分1、最も高い支援度は区分6となります)

 

児童福祉・高齢福祉とはことなりその対象となるご利用者のライフステージの領域がひろく、そのため高齢期までの人生を見据えた一貫性のある支援ニーズが求められるという点で、目黒恵風寮ではたらくスタッフには高い専門性が必要となります。いっぽう、年齢や支援区分といった数字では決してはかれない個性に富んだご利用者一人ひとりのヴァリエーションに、時々すったもんだしながらも一緒に笑ったり楽しんだりしながら働くスタッフの姿があります。

 

ご利用者Mさんと鯉のぼり作品

 

  

「大岩さ~ん、これ作ったから事務所の玄関に飾ってください」

 

日々の暮らしでは先日、ご利用者Mさんがそうニコニコとそう話しながら訪れました。手には小さなナノブロックと呼ばれるブロックでつくられた鯉のぼりの作品。「え、すごい!」とおもわず驚いていると、なんだなんだと聞きつけた他のスタッフもぞろぞろとおとずれ「すごーい!これ一人で作ったの!?」「わたしには無理~!」など異口同音にひとしきりワイワイと賑わいました。

 

「うふふ」とたっぷり笑みを浮かべてご満悦なMさんと記念撮影をし、大事に飾らせていただきました。

 

玄関をとおるみなさんを鯉のぼりが見守っています

 

鯉のぼりと言えば、去年とおなじく、今年も風のガーデンにせっせと鯉のぼりを飾りました。そのため「あ、鯉のぼりだ~!」というご利用者のみなさんや保育園・養護施設のこどもたちの声が風にのってきこえてきます。のびのびほのぼの、今日もみなさんお元気です。

 

▼去年の鯉のぼりに関する記事はこちら

 

  

「もう桜散っちゃったね」と話しながら散歩するご利用者Mさん

 

ダブルピースのぎ利用者Yさん

 

ニコニコとした表情で散歩するご利用者Mさん

 

 

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