きらきらひかる夢

2023.1.20  記入者:大岩(サービス管理責任者)

黄色い背景に描かれたご利用者Sさんの絵

 

目黒恵風寮では生活介護のサービス提供のなかで、創作的活動や生産活動の機会の提供をおこなっています。

 

ご利用者からの「これがしたい!」という希望や、ご本人の状態に合わせたもの、考えをめぐらせ「これなら〇〇さんに楽しんでもらえるかも?」といった支援員のアイデアが盛り込まれながら、日々の活動として提供されています。創作的活動のなかでもとくに「絵を描くこと」「塗り絵をすること」がお好きな方は多く、おのおのが描きたいものを描けるよう鉛筆・色鉛筆・クレヨン・絵の具などの画材を支援員がそろえ、楽しんでもらえるような環境をととのえています。

 

のびのびとした無邪気な素直さがあるもの、荒々しくも力づよいもの、じぶんはそのままでいていいのだと不思議とこころをつくようなもの、うきうきやドキドキが詰まったもの、心躍る星が砕け散ったきらきらひかる夢のようなもの、みえるものをそのまま再現するのではなくみえるようにするといった芸術の本質のようなもの──ご利用者一人ひとりによって描かれた絵には、そうした景色すらみえてきます。

 

 

枠のなかに自由にのびのび色を塗られたご利用者Yさんの作品

 

絵にイメージされた色を落としたこんだようなご利用者Kさんの絵

 

たとえば画材をそろえれば思うまま独創的に描かれる方がいるいっぽう、自由に描くための鉛筆を手に握っていただくための介助が必要な方、描くときに画用紙がズレたり筆圧が強いことに考慮した画材を用意する必要がある方など、配慮のアプローチは一人ひとりちがいます。ただ、だれでもほんのちょこっとの工夫やご本人に適した配慮があれば絵描きを楽しめる、ということはみなさんに共通していえます。

 

ときに愛らしく不揃いでちぐはぐで、なんとも言えない感情を呼び起こされながらもおもわず「すごい!」と衝撃が走る絵は、みえている世界にみえていない別の可能性があることを予感させるのでした。

 

ご利用者Aさんが秘密の技法により手のひらを動かしただけで創られた絵