2022.5.18 記入者:大岩(サービス管理責任者)
「あ、ほら、見てみて!きれ~い!」
散歩の途中、ご利用者のYさんが足をとめて道に咲いているツツジの花を指さしながら声を弾ませ、とてもうれしそうにされていました。まるで初めてその美しさに触れたときのように心をふるわせ喜びに充ちた声で話すYさんに、何度でも感動できることの素朴な純粋さを感じました。
さて、ひさしぶりに青空がひろがり、ご利用者の多くも「散歩に行きたい!行こ!」と希望され、お昼ごはんのあとで午後の散歩をしました。散歩をしているとご利用者のYさんは陽気に口数多くなり、「あ~気持ちいい~」と目をとじ顔を上げ、空気をおいしそうに感じていました。ご利用者のOさんも、「気分が変わるね!」と笑顔でした。
風のガーデンにあらたに設けたブランコベンチはすこしずつみなさんに親しまれており、散歩の際にも「ベンチに乗りたいから乗ってくるね」とご希望される方もいます。
又、先日は法人内の高齢福祉サービス事業所のスタッフとご利用者の方がおそるおそる「これ、わたしたちも乗ってもいいんですか…?」と尋ねられてきたので、「どうぞどうぞ、楽しんでください!」とお答えすると、「ありがとうございます!」と笑顔を浮かべられ、乘られていきました。その後、別の日にはその高齢福祉サービス事業所の施設長もふらっと訪ねてきて「なんか噂で風のガーデンにベンチができたって聞いたんですが…」とブランコベンチに乗っていかれました。
風のガーデンが「だれもが憩える場」として、みなさんの手でゆっくりちょっとずつ育っているなぁと感じました。
きょうは夏の盛りになるまえの、気持ちのいい散歩となりました。