2021.12.18 記入者:大岩(サービス管理責任者)
「一日のはじまりにかんがえることって、なに?」
「どんなにすてきなことがはじまるかってことだよ」
これはイギリスの児童文学作家のA.A.ミルンの『クマのプーさん』という児童小説の中にでてくる会話です。はじめてこの会話を見たときに、ハッとさせられたのを覚えています。それは、おおきくなるにつれて忘れかけてしまっていたかもしれないことにふと立ち止まり気づかされたような気持ちになったからです。どうしてプーさんのこの会話を思い出したのか?そう、それはきのうが目黒恵風寮の毎年恒例イベントのクリスマス会だったからです。
「コロナ禍で、どんな風にしたら楽しいクリスマス会になるかな?」
行事委員会のスタッフそれぞれがそんな風に思いを巡らせながら企画したクリスマス会では、クリスマスケーキのあるお茶会やサンタクロースからの贈り物タイムがあり、それぞれのフロア毎で開催して楽しんでいただきました。ほんのすこしでも誰もが笑顔で楽しいひとときになるようスタッフそれぞれの工夫や思いが詰まったイベントとなりました。
以下の写真はほんの一握りですが、イベントのようすです。
うれしくって、はずかしくって、じーんとするようなこと。一日のはじまりをなんとなく思い出したときにほんのちょっぴりでも楽しかったなぁとおもえたとしたら。それはそれだけで価値があり、豊かさそのもののような気がしました。ところで、こちらも毎年恒例となりますが、散歩をしていた法人内の保育園のこどもたちがイベントを終えたあとのサンタやトナカイの恰好をした目黒恵風寮の職員に気づき
「あ、サンタさんだっ!」
「トナカイがいる~~~!」
と気づきにぎやかになる一幕もありました。児童・高齢・障害分野と、全国でもめずらしく多岐にわたり事業運営をおこなう愛隣会だからこそ見ることができる光景だろうなとおもいました。
ご利用者も職員もおなじときを過ごしながらみんなで一緒にくたくたに笑い合ったり楽しんだイベントとなりました。行事委員をはじめとしてイベントを盛り上げてくれたスタッフのみなさん、おつかれさまでした。
また、クリスマス仕様のランチメニューを考えてくれた栄養士さん、シーフードピラフ・フライドチキン・ポテトグラタン・サラダ・コンソメスープそしてそして真っ赤ないちごの乗ったショートケーキを提供してくれた調理員のみなさん、いつもありがとうございます。また来年も楽しいひとときになるクリスマス会に皆でしたいなとおもいました。