2025.6.18 記入者:大岩(サービス管理責任者)

「あれ~なにしてんの?」
風のガーデンの畑に植わっているラディッシュの間引きをしていると、てくてくと法人構内を散歩中のご利用者のすがたが見えました。ラディッシュが植わっていることをお伝えして試し抜きにおさそいすると「なになに~?」と好奇心のまなざしを土にそそぎ、「これをこうして…」と話すと黄色い声をあげながら笑われ、ほんのひとときのミニ収穫を楽しんでいただきました。


ところで季節のかわりめもあってか、ここのところ夏風邪や胃腸炎で体調を崩される方がちらほらとご利用者やスタッフのなかに見られるようになりました。
ひとのからだは不安定になってくると、その不安定さのあらわれとして風邪をひいたり下痢をすることがあるといいます。下痢や風邪を「からだの大掃除」としてとらえてみると「きちんと風邪をひいたり下痢をしたりすることでからだのなかの異物がだされ、以前よりもからだがいい状態にむかう」という見方をすることもできます。とはいえ、すこやかで調子良くいられるにこしたことはありません。

目黒恵風寮では、からだの異常や変調を訴えることがなかったり伝えることが困難なご利用者もいること、ご高齢の方においては高齢者の疾病の特徴としていわれる「症状が非定型」ともいわれていることから、早期の発見・対応がむずかしいこともすくなくありません。
そのため、ご利用者の日々のようすをよく把握し、変わったことがみられたときには体温・血圧・脈拍等のバイタルサインを測定しています。なにかあればまっさきに平日日中に看護師が常駐している医務室に「ちょっといいですか」と声をかけるのがあたりまえになっています。
安心できる暮らしのため、看護師や嘱託医師への相談、必要に応じた医療機関への受診などしながら、みなさんの健康管理に努めています。

