鳥来月

2025.4.30 記入者:大岩(サービス管理責任者) 

 

目黒恵風寮前にある風のガーデンこまば

 

四月はまたの名を「鳥来月(とりくづき)」といい、ヒヨドリやコゲラ、カラスにシジュウカラなど野鳥たちが新緑のなかで美しくさえずる季節でもあります。

 

目黒恵風寮はもとより、日本の農学発祥の地ともいわれる近隣の駒場野公園においても数多くの鳥たちに出合えます。また、近隣の大学である東京大学先端科学技術研究センターでは、シジュウカラを中心に野鳥たちの声をききわけかれらの「会話」のなかみである言語が研究されています

 

散歩するご利用者

 

鳥の声のように、ふだん気にも留めなかったりきき流しがちな声や音や身ぶりにも言葉や思いがあって、それがわかると、世界がほんのすこしちがって見えたり、もしかしたら人生を左右されるくらいの発見につながることがあるかもしれません。

 

そうした意味において、野鳥たちの声に耳をすませるという「異なる他者を理解しようする動物言語学のアプローチ」は、福祉従事者として働くわたしたちにもおおいに通じる手触りを感じました。

 

 

さっきまでニコニコしていたSさん、声をかけると「?」とした表情に

 

Tさんにカメラを向けると「なんだお~」と満面の笑みで手を伸ばしてくれました

  

「写真?とるの?」とMさん

 

声をかけるも伏し目がちなNさんですが、去り際にニヤリとされていました

 

「なにこれ?」とぐーんと近寄るHさん

 

そそくさとカメラを一瞥して通り過ぎるIさん

 

陽に照らされ飄々と歩くYさん

 

 

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