2023.12.13 記入者:大岩(サービス管理責任者)
「もう、ちゃんとしなきゃダメでしょ!社会人なんだから!」
ご利用者Mさんといっしょに法人構内をゆるゆると散歩をしていると、若葉寮の玄関で、高校生Jくんが若葉寮の施設長をつかまえてこんこんと口を酸っぱくしている場面に遭遇しました。初めて会ったときには中学生で幼さが残る風貌をしていたJくんも、いまでは身長もぐんと伸び声変わりもし、なにやらバツが悪そうにしている施設長に毅然(?)としている姿には不思議と感心してしまいました。
Jくんに注意されながらそそくさと走り去っていく施設長のうしろ姿をご利用者Mさんと「どうしたんだろうね~」と話しながら目黒恵風寮に戻ると、ちょうど風のガーデンではのぞみ保育園の園児さんたちが近隣の学校からおとずれた学生ボランティアの学生たちといっしょに遊ぶ姿がありました。
こどもたちと学生のみなさんのにぎやかな声がきこえる庭はいつでも誰でもふらっと立ち寄ることができ、また白寿荘や駒場苑のご利用者のみなさんの散歩コースの景色のひとつにもなっています。
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愛隣会は児童・高齢・障害分野の各施設がひとつの村のようにあつまっています。とはいえ、施設同士にきわだった深い交流があるわけではありません。ただ、こどもたちがにぎやかに駆けまわり遊び、お年寄りがのんびり散歩をし行き交う景色があたりまえなものとして映ります。
そんな木漏れ日のような、どこかやさしい匂いのするのどかさが、ひとつひとつはほんの些細かもしれない光景が、日々の暮らしの空気感をつくっているような気がしました。