2023.3.6 記入者:大岩(サービス管理責任者)
「これから、ちょっとそこまでKさんと一緒に買い物しに行っていますね」
「はーい、いってらっしゃい~」
冬の領域はしだいに陽気に充ち、あたたかい日と寒い日がいったりきたりをくりかえし三寒四温を経ながら春にだんだんとちかづいています。風のガーデンの巣箱にはことしもシジュウカラが巣作りにおとずれ、近隣のおでかけもしやすい気候となり、「ちょっとそこまで」がふたたびみられるようになりました。ちょうどお出かけするところのご利用者Kさんにいってらっしゃいと何を買いに行くのか声をかけてみると、Kさんは目をぎゅっとつぶり、はにかみ照れくさそううつむきながら、しかし元気よく「…おにぎり!」と教えてくれました。
お散歩にちょっとそこまで。お買い物にちょっとそこまで。ご近所の美容室にちょっとそこまで。そんな「ちょっとそこまで」は、生活サイクルが“閉じた円環”にならないための楽しい秘訣であり、日々の暮らしのちょっとした隠し味にもなっています。