蝉と風鈴、それから

2022.7.21 記入者:大岩(サービス管理責任者)

 

きょうは風が涼しく、ご利用者のOさんとMさんが風のガーデンでのランチを楽しまれていました。はじめは事業所内での中食を楽しむ予定でしたが、暑さもかるく気候が落ち着いていたことから、支援員のMさんのはからいでの予定変更となりました。

 

 

焼きそばと冷やし中華にパフェといったメニューで、これは支援員Mさんの付き添いのもと近隣のスーパーに皆で買い物へ行き、なにが食べたいか・なにが飲みたいか、ご利用者本人が「きょうはこれが食べたい!」とご希望されたものを一緒に話しながら選んだメニューでした。 

  

 

また、屋外でのランチを楽しまれているかたわらでは、木の幹のまえに虫捕り網を片手に立ち、ジッと目を凝らしている少年たちの姿がありました。すこしすると「つかまえた!!」という声が響き、虫捕り網の中ではジジジジッジジーッといった虫のこえがきこえてきました。

 

少年たちに何が捕まえられたのか声をかけると「蝉つかまえた!」と教えてくれ、見せてくれました。

 

「ジジジジッ…」

 

虫捕り網の少年は離れたところから「何してるの~?」と自然とご利用者に声をかけほんのすこしだけおしゃべりし、そよそよと吹く風にゆられて風鈴はカラコロと愛おしく鳴り、蝉のなきごえは耳に心地良くきこえ、穏やかなお昼時となりました。

 

 

 

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