2025.12.1 記入者:大岩(サービス管理責任者)
かつて目黒恵風寮のある土地が陸軍駐屯地として軍用地化されるよりもさらにまえ、江戸時代のこのあたりには約5万5千坪(訳18万㎡)にもおよぶ幕府の御用屋敷の敷地だったそうです。
そこには八代将軍である徳川吉宗のころにできた「駒場御薬園」という御薬園もあり、将軍への献上や本草学の研究などのために多くの薬草木が育てられていたといいます。


時はうつりかわり、いまでは御用屋敷の名残りを感じとれる景色はありません。
ただ「そのむかし御薬園があったかもしれない場所」には目黒恵風寮の風のガーデンがあり、野菜たちの芽がすくすくと育ちつつあり、いま畑には「ほうれん草・小松菜・チンゲン菜・葉大根・春菊・人参・スナップエンドウ」などたくさん植わっています。去年かおととしに植えたはずのジャガイモがひょっこりと土から芽をだしていたりと、なんともにぎやかな様子をみることができます。

ときどきご近所のお花屋さんや自治体からお花や花のタネをいただいたり毎週地域の方に手入れをしていただきながら、風のとおり道で、ときどきご利用者といっしょにゆるゆると水やりをしています。



