2025.1.5 記入者:大岩(サービス管理責任者)
「Kさん、恵風寮の生活はどうですか?だいぶ慣れました?」
「うーん………ずいぶん、とけこんできたかなぁ」
気づけば入所してしばらく経っていたKさんに、ご家族との面会後、いっしょにエレベーターを待ちながら尋ねてみるとそんな答えがかえってきました。
お茶を一杯ごくりと飲んだあとのようにしみじみと「ずいぶん、とけこんできたかなぁ」と表現するKさんには、どこか味わいぶかい渋みがにじんでいて、おだやかなやさしい表情をうかべていました。

ひととせは はかなき夢の 心地して 暮れぬるけふぞ 驚かれぬる(前律師俊宗)

あたらしき 年の光に むかふかな しはすの月の あり明の空(三条西 実隆)

一年は儚い夢のようであり、師走の月をのこして明けてゆく空は新年のひかりへと向かっている──現代においてもかわらぬ風情をもって詠むことができる古歌を思いおこしていた十二月も気づけばすぎ去り、ふたたびあたらしい年をおむかえすることができました。季節のうつろいやここちよい時のながれ、こころ豊かな日常を感じながら、よき新年にしていきたいとおもいます。あらためまして、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
「大岩さん!ちょっといま時間ありますか、、、!?あればちょっと来てもらいたくて…!」
ところでせわしさと笑顔をにじませた支援員Sさんが呼びかけてくれたのはきょうのお昼時のできごとで、すこし驚きつつ「は、はい」と目をぱちくりさせながら返事したところ、「これから利用者さんの中食なんですけど、かわいいのがあるからよかったら写真に撮ってもらえたらとおもって…!」と案内してくれました。

「えっ!午年のケーキですか?!かわいい~」
「そうなんです、×××(某ケーキ屋さん)で売ってて、かわいくって」



お寿司やうな重にあわせて、午年ケーキのランチタイムのひとときに、支援員Sさんと一緒におもわずほっこりとさせていただきました。今年もささやかなものもふくめて、ご利用者やスタッフの日常の一コマをシェアしていきたいとおもいます。

