2025.10.2 記入者:大岩(サービス管理責任者)
「──大岩さん、ちょっといいですか」
手にしていた書類を出してくれた折に、淡々とした口ぶりで「ちょっといいですか」をはさんできた夜勤明けの支援員Kさん。ちょっぴり背筋を正す気構えになりつつ「は、はい」とあいづちをうつと、Kさんはつづけました。
「きょうの朝、諸々の業務が終わって支援員室にいたんですけど…そのときに、となりの談話室にあるテレビのCMで『お口くちゅくちゅもんだみん♪』のフレーズが流れてきて……それから2秒くらいしたら、そのとき談話室に一人でソファに座ってそのCMを観てたFさんが、ボソッとこう言ってるのが支援員室まできこえてきて──
『………もんだみん………ブフッ………(笑)』
──もう、そのとき、私のまわりに誰もいなくて!Fさんが一人で、もんだみんに「ブフッ…」ってなってるのがきこえてきたから、支援員室でわたし一人でニヤけちゃって…もう誰かに話したい~!っておもってたんです(笑)夜勤明けで、おもわず和ませていただいた出来事でした」

目黒恵風寮では日中の提供サービスである「生活介護」のほか、日中以外の夜間をふくめた提供サービスとして「施設入所支援」をおこなっています。そのため夜間帯や明け方は夜勤のスタッフがご利用者のサポートをしており、Kさんのもんだみんのおはなしは、その夜勤明けで一息ついたときの出来事でした。
はじめの「ちょっといいですか」からは想像してなかった展開のおはなしだけに、Kさんやそのとき周りにいた他のスタッフと一緒になってちょっとした談笑に花が咲き、クスッとするひとときとなりました。




