2025.3.21 記入者:大岩(サービス管理責任者)

「いってらっしゃ…あれ?おふたり、きょうはおそろいですか?たまたま?(笑)」
「え…?あれ、あ、え、ホントだ!(笑)」
作品展に足をはこぶときのご利用者Sさんと支援員Sさんの背格好と服装があまりにそっくりだったため声をかけると、ふたりとも気づいていなかったようで、近くにいた他のスタッフも一緒になって「ほんとだ~!」と笑い玄関がひとときにぎやかになりました。目黒恵風寮では働く職員のユニフォームはなく、過度な装いでなければ、みな働きやすく自分らしい好きな恰好でいます。そのため、過去には「赤い奇跡」といった記事のようなこともありました。
そんな一幕もありながら、おかげさまで今年の作品展も無事に迎えることができました。作品展はご利用者やご家族様だけではなく、他施設の方や地域の方はもちろん、過去に在籍していたご利用者のご家族や元職員まで足をはこんでくださる機会となりました。過去に在籍していたご利用者のご家族はスタッフと思い出話に花を咲かせながら涙をみせる姿もあり、数十年前に勤めていたという元職員は「ここのパウンドケーキがおいしいから、楽しみにしていたのよ」とお声をかけてくださいました。



ご利用者の描いたイラストや創作物、いっけんすると「これって何だろう?」と考えさせられるような物も、ときにスタッフの「こうしたらいいんじゃないかな?」をとりいれ掛け合わせることで、より素材がいきいきと仕上がる作品としてできあがります。そんなご利用者とスタッフとのコラボレーション作品として見るのもまた、目黒恵風寮の作品展の魅力のひとつかもしれません。

