2025.3.11 記入者:大岩(サービス管理責任者)

目黒恵風寮ではスタッフ主体の各種委員会があり、委員会活動を通して情報共有やサービス改善の仕組みづくりを推進しています。たとえば委員会のひとつである生活向上委員会では、以下の役割を念頭に、支援員・サービス管理責任者のメンバー構成で活動をしています。
(1)利用者処遇、利用者の生活環境が適正であるかの点検、分析、改善のための取り組み
(2)利用者のQOL向上のための取り組み
(3)利用者のADL維持、向上のための取り組み
利用者の生活向上のため委員がフロアの意見や提案を集約し、たとえば物品管理をはじめとした利用者の日常生活面の改善、タブレット端末や入浴剤などの利用者のQOL向上のための整備、第三者による摂食嚥下機能の評価や食形態の個別配慮などおこなってきました。また、これまでおこなってきた取り組みにくわえて、日常生活上の環境整備にしぼれば今年度は以下の物品の導入や新調をしています。
◆導入物品
・介護技術研修の講師推奨の介護用品(スライディングボード)
・利用者居室のプライバシー保護のための窓用目隠しシート
・食堂ドア用の指はさみ防止用品
・共用車椅子用の防水シート
・利用者の余暇活動用のポータブルハードディスク
◆新調物品
・利用者用のランドリーバスケット
・入浴用備品(湯かき棒・浴室用ブラシ)
・共用車椅子用の防水シート
その他に、「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」の5つの視点から環境整備する活動として5S活動の推進をしています。これについては第三者評価の評価結果の「さらなる改善が望まれる点」として「生活向上委員会の計画的な運営、活動によって、施設の清潔・衛生面のさらなる向上に取り組んでいくことが望まれる」という結果にもあらわれています。
ADL維持と向上のための取り組みなど、事業所としての取り組み課題や見直すべきところは山積していますが、ひきつづきサービス改善の仕組みづくりとして利用者の安心して楽しくすこやかに生活していける暮らしについて考えていきたいとおもいます。

