ミカン狩り

2024.12.11 記入者:大岩(サービス管理責任者) 

 

わかんなくても

みかんがあるさ

ひとつおたべよ

めがさめる

  

わかんない│谷川俊太郎

   

 

 先日、日中活動のなかでご利用者数名をお誘いしてミカン狩りを楽しみました。おとなりにある筑波大学付属駒場中学校・高等学校では「八朔(はっさく)」を、法人敷地内の目黒若葉寮では「レモン」を、それぞれ別日に狩りにおじゃましました。

 

 

筑波大学付属駒場中学校・高等学校の校内にある八朔の木

 

 

ご利用者Mさん:ん?あれとるの?いいよ。

ご利用者Fさん:なにあれ。みかん?とる!

 

筑波大学付属駒場の校内はでこぼこ道があるため「わ、わ、こわいよ~」と不安がるご利用者もいましたが、ご利用者同士手をとり合ったり一緒に腕を組みながら、てくてく進みました。そして実際にぷっくりとおおきな八朔の果実を手にとると「うわ、大きいね」と目をくりくりとさせたり、嬉々とした表情をうかべていたり、無言のままジャンバーのポケットにしまったりする方、帰ってからも嬉々とした瞳で「ねぇねぇ、おもしろかったね!また行こうね」と話す方もいらっしゃいました。

 

 

目黒若葉寮の玄関前にあるレモンの木

 

 

目黒若葉寮のレモン狩りでは、声をかけたときはどのご利用者も「…?」とした表情を浮かべてピンときていない表情をされていましたが、現地について身ぶり手ぶりでレモン狩りのことをお伝えすると、みなさん表情和らぎ笑顔になり自然とレモン狩りができました。

じっさいにハサミでちょっきりと枝先から切ってもらったり「切って落とすから〇〇さんうけとって~!」とやりとりをしていると、出先から帰ってきた年中さん年長さんの若葉寮のこどもたちが「なにしてるのー?」「あれもとれるよ~」「ねぇねぇ、コレこんなにちっちゃいよ!」とまじりワイワイとする一幕もありました。

 

ひとときのレモン狩りの、ちょっとした思い出の機会となりました。

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