2024.7.12 記入者:大岩(サービス管理責任者)
風のガーデンの畑には現在、園芸ボランティアの地域の方のご協力により「なす・きゅうり・さつまいも・里芋・おくら・人参」が植えられています。そのうちの植えてから初めて実ったきゅうりが一本だけグングンすくすくと成長し、ご利用者といっしょに収穫をすることができました。
つややかに育ちあがったきゅうりを手につかむと、かつて植物学者である中尾佐助が『栽培植物と農耕の起源』のなかで触れた「人類は、戦争のためよりも、宗教儀礼のためよりも、芸術や学術のためよりも、食べる物を生みだす農業のために、いちばん多くの汗を流してきた」こと、それがどういう意味をもっているのかと思わず立ち止まり考えさせられました。
ご利用者のみなさんは「なんですか、きゅうり?」「ふんふん」「あ、あった!きゅうりだ。大きいね」と言ったり、「(なんだこれ?)」といった表情を浮かべたり、反応はそれぞれでした。
また、七夕のころには恒例の笹を事業所の玄関に置きました。笹の枝葉、それに結われた短冊の色とりどりの言葉や絵はさらさらと風に吹かれこまかく波立ち、夏の風物詩として今年も親しまれています。