ゆとり

2024.2.20 記入者:大岩(サービス管理責任者) 

 

先日、ご利用者NさんとHさんが浅草へのおでかけを楽しまれ、支援員Hさんの付き添いのもと雷門やとんかつ屋さんでの昼食など楽しまれました。

雪予報はあったものの雪降られるまえに外出でき、人混みを避けながら、てくてくといつもとはちがった街や人々のようすを楽しみながら散策ができたようです。

 

ならんで記念撮影

 

とんかつ屋さんでもぐもぐ

 

巷ではインフルエンザや新型コロナウイルスなど感染症の流行の話がきこえてくるものの、目黒恵風寮ではおかげさまで落ち着いた日常が維持できています。

 

喫茶室でほっと一息つくご利用者Oさん

 

バレンタインデーにチョコを配り歩くご利用者Kさん

 

 

 

 

「いやぁ…ああやって職員のみなさんが笑って雑談している姿がたくさんあって、とてもいいですね」

 

ところで先日、他事業所のスタッフの方が施設見学にお越しになったときにそんなお話があったそうです。たしかに目黒恵風寮ではむかしからの風土なのか、職員同士がちょっと足をとめて笑って立ち話をする姿があちらこちらにあたりまえのようにあり、かつて職員の採用面接に来た方からいまいる介護施設では職員同士の雑談なんて全然ないので…恵風寮は事務所の方も含めてみなさん笑っていて、すごい雰囲気が良いですねという話があったのも思い起こされます。

 

ご利用者Mさん(左中央)を交えながらフロアの所属をこえて雑談している職員のみなさん

 

心のゆとりは心の憩い、やすらぐことのできる場所があってはじめて成り立ち、そこから快さや喜びが生まれるといいます。また人の精神衛生維持行動はおよそ平凡かつ単純であるともいい、人によって順位こそ異なるものの、「雑談・買物・酒・タバコ」が「四大ストレス解消法」とよばれます。

 

働く職員にとって、ほんのささいなことでも気を楽にして雑談ができる同僚がいて「ゆとりの時間」があること、不安や苛立ちや焦りなどを感じたときにすこしでも気持ちを切り替えたり折り合いをつけて咀嚼するための「くつろぐことのできる時間」があること──

 

それは利用者支援にたずさわるからこそ大事であり、だれでも気がねなく雑談ができる風通しのいい風土があるのであれば、それは大切にしていきたいとおもいました。