冬の梢

2022.12.25 記入者:大岩(サービス管理責任者)

 

「いってくるね」と朝の散歩にでかけるご利用者のみなさん

  

「そと寒くなったね!温かくしないとだよね」

 

ご利用者のひとりが散歩に出かけるまえにそう話すように、そとに出て散歩をするにはおもわず身ぶるいしてしまうほどに冷えこむようになりました。ふだん言葉を発することがない方も、そとのぱりっと乾いたつめたい空気を吸うときには、目をひらきほのかにすっきりとした表情に変わったようにみえます。

 

「いってくるね」とご利用者Mさん
てくてく散歩するご利用者Nさん

 

「あ~!その恰好じゃ寒いよ~!!」

 

けれどもときどき、半袖姿のご利用者におもわず驚き笑いながら声かけをする支援員の声もめずらしくなく、反面、そんなときのご利用者の表情はいつだって「(ん?)」といったようすです。

 

こごえる冷たさを素肌で味わうことは、のちに迎える大地の春のぬくもりや萌える自然との親和性を知ることにつながるといいますが、ご利用者のみなさんが散歩に出かけるのを見送るときには温かい恰好の声かけをし、いっしょに出かけるときにも温かくしていただいています。

  

コブタと笑顔でツーショットのご利用者Mさん

散歩中になにかを発見してよろこびの指先で梢をさししめすご利用者Hさん

 

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