駒場苑のメダカたち

2022.9.1 記入者:大岩(サービス管理責任者)

 

笑顔のご利用者Mさん

危機が発生したときにすばやく回復させること。それは、発生した危機に迅速に対応することとおなじくらい重要なことです。

 

新型コロナウイルスに罹患した職員のうち現在も療養中の方がいるため、事業所として完全な収束状態とは言えないものの、ご利用者・職員ともにあらたな感染の発生には至っていません。感染拡大をしたフロアは清掃を含め、もとの生活の場としての復旧作業がすすんでいます。感染拡大にともない、ふりかえると至らない部分や改善点もありながらも、復旧作業をふくめ職員一人ひとりがチームとして最善を尽くせるよう動いています。それぞれの役割と立場で経験したこの機をどう捉え、そこから得た反省と教訓をどう繋げていくか。その専門性と組織性をあらためて捉え直し、これから事業所としてどう取り組んでいくかが今後問われていると感じます。

 

そんな思いを抱きつつ、上の写真のご利用者のMさんをはじめとして今日もみなさん元気に過ごされています。そんなみなさんの姿を見ていると、ご利用者の安心と笑顔が「危機が発生したときにすばやく回復すること」のなかでも、最も大切なものだとあらためて実感させられます。

 

 

ダブルピースのご利用者のYさん

 

 

ハキハキと元気なご利用者のTさん

 

 

ところで、目黒恵風寮にあたらしくメダカの仲間が加わりました。

 

 

これは法人内の特別養護老人ホーム・駒場苑で育てられていたメダカのこどもたちになります。「出勤するとき見かけたけど、駒場苑でメダカがたくさん産まれたらしくて無料でもらえるらしいですよ~」という情報を支援員のMさんが何気なく教えてくれたことから、風のガーデンのビオトープ用にとさっそく譲り受けにいってきました。駒場苑は目黒恵風寮からもふらっと歩いてすぐの距離にあるため、「すみません…メダカって、もらえるんですか?」と声をかけさせてもらいました。「たくさん産まれたけど誰ももらいに来なかったので、全然どうぞ~!」と駒場苑の事務員のKさんが快く案内してくれ、譲り受ける運びとなりました。

そのあとも駒場苑の別の職員さんが様子を見に目黒恵風寮まで足を運んでくれてメダカの話をしてくれ、ふだんから駒場苑との交流の機会があるわけではないものの、メダカをとおして法人内他施設との小さな繋がりができ、今後はなにかしらのかたちでご利用者同士の繋がりの機会もつくっていけたらなと感じました。

 

▼駒場苑の情報はこちら

・ホームページ http://komabaen.org/

・Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UConZpLPQBdR9H5hSjoyU07g