2022.6.27 記入者:大岩(サービス管理責任者)
「夏日、畏るべし」という中国の古い言葉があります。夏の太陽はギラギラと世を熱して恐ろしいものだという意味で、厳しく、恐ろしい人に喩えられた言葉でもあるそうです。肌にやさしかった六月の陽はいまではアスファルトに容赦なく照りつけ、まさしく夏日畏るべしといった気候です。
道の木陰はそんな暑さをやわらげ、ふいに吹く風はご利用者の髪をさらさらとなびかせます。
太陽は畑にもじりじりとふりそそぎます。土の渇きをうるおすため、ときどきご利用者に声をかけて水まきをします。
水まきがお好きなご利用者HさんやFさんたちに「水まき、します?」と声をかけると「水まき?…する!」と意気揚々にこたえてくれる方、言葉はなくとも笑顔をうかべてたくさん頷く方、反応はそれぞれですが、そろって水まきに向かいます。
水まきのおかげで、茄子もすくすくと育ちます。育った野菜も、ご利用者をお誘いして収穫を楽しみました。
畑でとれた茄子は共同調理部の栄養のMさんにみんなで渡しに足をはこび、本日のご利用者のみなさんの夕食の「つみれ団子汁」の具として使われ、みなさんに召し上がっていただきました。