学生ボランティアとサツマイモの苗

 

2022.5.30 記入者:大岩(サービス管理責任者)

 

この季節になると、ドクダミがのびのびとその枝葉を伸ばし白い花を咲かせます。忌避されがちなこの植物の名の語源をさぐると「毒をダミする」といった由来があり、ダミとは「矯正する」「止める」といった意味があるようです。又、ドクダミの葉や茎を乾燥させたものは「十薬(じゅうやく)」という生薬として知られており煎じて飲むこともあり、和歌では夏の季語として、染色では草木染めとして古くから親しまれています。

 

ドクダミは生命力がつよく繁りやすいこともあり、目黒恵風寮周辺にも気づけば庭やアスファルトの隙間からその姿が見てとれます。そんなドクダミですが、先日の土曜日、屋外ボランティアとして近隣の高校生10数名にドクダミをふくめた事業所周辺と風のガーデンまわりの除草作業をしていただきました。

 

 

かれらは近隣の「駒場」の名を冠した5つの高校の学生からなる「駒場会」という団体の所属です。駒場会は地域のボランティア活動をするため、各高校の生徒会を中心に今年度4月からあらたに発足したとのことで、目黒恵風寮での活動が初めてのボランティア活動ということでした。

 

集まっていただいたみなさんは高校二年生で、ご利用者がふらっと散歩におとずれた際にも丁寧にあいさつをしてくださり、とても若々しいエネルギーに充ちていました。

 

 

学生のなかには、筆者が以前に学校に赴き講演をしたときのことを覚えてくれていた方もいて、嬉しく感じました。

 

▼講演のようすはコチラ

 

暑い中、一時間近くいっしょに活動をし、除草作業を終えました。駒場会の学生たちとは、今後もボランティア活動をとおして地域交流の一環でかかわっていきたいとおもいます。又、コロナ禍によりご利用者とは接しない屋外ボランティアの受け入れとなりましたが、そうした配慮が必要とならなくなったときにはご利用者と学生たちがいっしょに楽しめる活動を提案していきたいなとおもいます。

 

 

なお、学生さんたちのおかげで畑まわりがすこし整ったため、秋の収穫の楽しみに向け、きょうはサツマイモの苗をご利用者といっしょに植えました。

 

 

畝をつくり、マルチシートを張るところまではこちらで準備をととのえ、苗をご利用者といっしょに植えました。こうして苗だけいっしょに植えておけば、あとは水をまくのみです。水まきであれば土に足を踏み入れての作業がむずかしい車椅子利用のご利用者でも、ホースをつかっての水まきが楽しめます!

 

サツマイモがすくすくと成長していく、そんな楽しみがまたひとつ増えた日となりました。