2022.4.15 記入者:大岩(サービス管理責任者)
目黒恵風寮では、新型コロナウイルスにかかわる事業所としての制限対応として、外出制限の一部緩和をおこないました。制限緩和をおこなうための事業所の判断基準としては以下の3つをその根拠とし、総合的に判断し、緩和に至っています。
①政府による新型コロナウイルス感染症に係る指針
②国・都・市区町村の新型コロナウイルス感染症の感染者数の推移
③利用者・職員・保護者等のワクチン接種状況
現時点では保護者等の面会についてはひきつづきオンライン面会のみとさせて頂いていますが、事業所として協議しながら対応していきたいとおもいます。
さて、目黒恵風寮には各種委員会がありますが、コロナ禍においても可能なかぎり毎月開催しています。そしてきょうは「虐待防止委員会」という委員会を開催しました。虐待防止委員会の役割として、以下のとおり定めています。
①障害者虐待、身体拘束等を決して容認せず、根絶するための取り組み
②虐待チェックリスト等の活用による虐待防止のための取り組み
③利用者みずからの権利についての理解を促進するための取り組み
④職員行動規範および倫理綱領の遵守のための取り組み
今年度第1回目として各所属フロアから委員が参加し、話し合いをおこないました。中身としては「事業所内で身体拘束にあたる行為がおこなわれている場合は適切な手順を踏んでいるか、かつ評価のモニタリングが3カ月毎におこなわれているか」「事業所としての取り組みについて、所属フロアとして可能な改善策はなにか」「虐待防止委員による不適切支援のチェックと改善について」「虐待防止に関する研修の企画と運営」について話を進めました。
また、それ以外には、たとえば魔の3ロック(3つの拘束)について、以下を資料として作成・配布し、委員はもとより委員の所属フロアでも共有できるように情報共有を図りました。これは、組織として、個人として、常に立ちかえりながら利用者支援の向上につなげていくことがその目的です。
なお、委員会以外の取り組みとして世間で報道されている虐待事案についても事業所内で文書回覧をおこなうなど、その動向にも意識を向けています。
ご利用者にとっての安心できる暮らしを維持・実現していくために、こうした取り組みを少しずつでも継続していくことやあらたな取り組みを実践していくことで、ひきつづき専門性の向上だけでなく組織性の向上につなげていきたいとおもいます。