2021.12.29 記入者:大岩(サービス管理責任者)
先日、入院先の医療機関にてご利用者のSさんがご逝去されました。
ご利用者のみなさまをはじめ職員一同、かなしみはもとより、
これまでの感謝を含めたそれぞれのお悔やみの言葉が浮かびました。
スタッフがお別れのためにフロアの一区画にアルバムや写真などを置く場所をつくり
ほかのご利用者も含めて懐かしみながらそれぞれ思い返しました。
Sさんは目黒恵風寮に入所されてからの在籍が約60年でした。
「沢山のみなさんと一緒に最期まで楽しく過ごせて、
きっと親族の中で一番幸せだったと思います」
ご家族からいただいた言葉を思い返しながら、
Sさんにとってのここでの半世紀以上の暮らしがどうだったか
Sさんとどんな思い出があり楽しい時を過ごすことができていたか、
そんなことを考えさせられました。
「あんちゃんあんちゃん!」
いつでも顔を合わせると笑顔で皆に声をかけ
あかるく手招くいつものSさんの姿をありありと目に浮かべながら、
いまは偲び、ご冥福をお祈りしたいとおもいます。